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私の熱いテンションに
比べて、何も動じない潤。


「 ねえ
聞いてますかー? 」


私が耳元で叫ぶと
面倒臭そうに起き上がった。


「 何? 」


つれない態度。
昔から変わらない。


「 ついに、
裕也先輩のアド

ゲットしちゃったあー! 」


携帯を取り出して、
潤に見せびらかす。


「 お.ガチで? 」

「 ガッチガチ!

あのさ、メール最初
なんて送ればいい?? 」


櫻井裕也先輩は、
私の片思い中の
バスケ部の先輩で、

イケメンで
爽やかで
明るくて
優しくて

完璧な先輩。

潤には恋の相談も
のってもらってる。


( 潤はしかも先輩と
同じバスケ部だし! )


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