君と出逢えた奇跡
彼の名前は
『桜木 響〈サクラギ キョウ〉』
私より5歳年上で
医大の3回生。



その日から
朝の電車の時間だけ
話すようになった。


お互いのことを話したり
彼の好きな作家の話を
したり、医学のことを
聞いたり毎日とても楽しかった。




次第に、彼に惹かれていく
私に気付いた。


でも、私は臆病だから
彼とのぃまの関係を
壊したくない。



そんな気持ちのまま
冬が来ようとしていた。





ぃっものよぉにぃろんな話をしてぃると、
「なぁ、今度、俺の好きな作家の作品が映画化になるんだ。よかったら見に行かないか??」



「えっ??」


「俺らさ、朝のこの時間しか逢わないだろ??だから電車の外でお前と話をしたり歩いたりしたぃなって…」



響の顔がみるみるうちに真っ赤になった。

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