【続】王子様とお姫様



コーヒーを持ってリビングに戻って


ホラー映画のDVDを切ってチャンネルを回した


千嘉は座ってテレビを見てる俺の膝の上に頭を乗せてゴロゴロしてる



「愛武〜」



「ん〜?」



「ちゅーして?」



って少し恥ずかしそうに微笑む千嘉に



「いいよ」




頭を持ち上げて深い深いキスをしていく



「っ…は…ぁ……んっ」



キスの合間に千嘉の吐息が漏れる



俺は千嘉が思っている以上に千嘉のことが好きだと思う



“堪らなく可愛いんでしょ?”


昼間言われた小林さんの言葉が脳裏に浮かんだ



そう、俺は千嘉が可愛くて愛しくて仕方ない


俺を見つけると嬉しそう駆け寄って来る所とか


俺に向けられる笑顔とか全部全部可愛くて堪らない








< 118 / 120 >

この作品をシェア

pagetop