青い空、誓った想い
吉野くんは、まだ私を好きなんだろうか。


それとも、とっくに吹っ切れて新しい恋でもしているんだろうか。




「サンキュー!後でジュース奢るから」


「えー、アイスがいいんだけど。駅前のジェラート屋さんね」


「はぁ?!あそこ高いじゃん」


「誰のノートを写したか、分かってる?」


「あー、はいはい。分かったよ」



2人のやり取りを少し離れたところから傍観していた。


やっぱり絶対にお似合いだ。




あの2人、付き合えばいいのに。




そんなことを考えていると、チャイムが鳴った。


工藤先生が教室に入ってきた。
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