青い空、誓った想い
その後も騎馬戦の練習は続いたけど、胸の痛みが消えることはなかった。



先生と話す甘えた声が、いつまでも頭の中に響く。


きっと、彼女の方が私の何倍も先生のことを知っている。

先生も私のことより彼女のことを何倍も知っている。



先生は彼女の担任だから、当たり前。



私は何を自惚れていたんだろう。


先生にとっては自分のクラスの生徒が1番大切に決まっている。

先生が彼女と親しいのは何も不自然なことじゃない。



そして、先生は私に特別なことなんて何もしていないんだ。




騎馬戦の練習が終わり、着替えてから教室に戻った。
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