春夏秋冬



・・・・春哉がくれた指輪。


あたしにとっては、宝物だった。



・・・・神様。


あの指輪はドコで行ったの?



そんなことを聞いても誰も答えては
くれず、また、探し始める。


1人じゃ探しきれないはずの砂浜を
1人で探す。


あたしと春哉の愛の証。


そんな大事なものを落としてしまうあたし。


1人だけの砂浜。


昼間ならたくさん人はいるのに


今は誰1人としていない。


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