春夏秋冬


少し、胸が苦しいけど春哉に


愛されているのは、とても嬉しい。




「ずーっと、一緒ね?」


「ずーっと、一緒な」



春哉はなんの躊躇もなく言ってくれた。


「スキ」って言葉が、あたしを強くしたんだ。


春哉は、あたしを見つめると唇に口つける。


キスは、甘酸っぱくて優しくて愛を実感した。


「ずっと」て言う言葉は、ないと思っていた。


だけど、春哉とならその「ずっと」が


ある気がするんだ。


たとえ、世界が滅びようとも


あたしは春哉だけをしんじるよ?


心に、そう誓ったんだ。





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