君がいたから


大食いな私に
祐司は自分の分も
食べろって…。

いっつもくれてたね。














祐司。
あなたが本当は
すごく優しい人間なの
私、ちゃんと知ってる。



幼稚園の横通った時も
あなたは優しそうな顔で
子供をずっと見てた。



「子供好き?」







「別に…。」








嘘つき。
好きぢゃなかったら
あんな優しい顔で見れないよ





でも私は何も言わず
「そっか。
私は祐司の子供なら欲しい」
と言った。








「…まだ早い…。」









私は笑った






君は何笑ってんねん!
って怒ってたね。








私達自身気付かなかったけど
あの時位から
本当はお互い愛しあってたのかな


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