先生は官能作家




振り返ると大切だった人がいた。






結城と同じ銀色の髪と翡翠の瞳。






初めて結城を見た時は彼女と重なった。






だから、自然と目で追っていた。






まるであの人がいるみたいだったから。






違うとは判ってたはずなのに。






「毎回毎回…授業をサボらないの!」





「はいはい。ユウちゃんも大変ですねー」





何で、こんな事言った。





それに見た事がある。







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