空を見上げて
「はじめまして。うちは、美祢香やし。よろしくな。」
「私は、那月。」
金髪のおかっぱ美人さんこと、前越美祢香(まえこしみねか)さん。
黒ロングの魔女さんこと、望那月(のぞみなづき)さん。
「は、はじめまして。桜木菜音です。」
「山口水樹です。」
-----------------------------------------------------------
-----------------------------------------------------------
しばらく話していたあたし達は、結構仲良くなっていたと思う。
少なくとも、あたしと水樹の緊張は溶けて、笑顔になっていたから。
「なあなあ、あそこにいる人わかる?」
「え?どの人ですか?」
「あの茶髪の背高い男の人」
「あっ、はいわかります」
「あれな、うちのサークルのイケメン君なんやけど。かっこよくない?」
「めっちゃかっこいいやないですかっ。」
「やろやろ。うちのサークルのウエポンやからな。」
