世界と僕は戦っている きっと世界が勝つだろう
「…長村?」
「生前…飛び降りる前日まで書いてたブログが見つかったって」
ケータイの液晶から目を離し森川を正面から見据える。
森川は驚きで目を大きく見開いたと思うとすぐに俺の手の中にあるケータイに手を伸ばした。
二人で頭を寄せ合い小さな液晶画面を見入る。
最後にアップされたログの日付はあの日の前日だった。
タイトルは『また、あした』だ。
カチカチとキーを押してそのページを表示する。
書き出しはあの時彼女が言い残した『世界と僕は戦っている きっと世界が勝つだろう』だった。
一行一行ゆっくりとスクロールしていく。
どうやらそれは歌詞みたいだ。
「生前…飛び降りる前日まで書いてたブログが見つかったって」
ケータイの液晶から目を離し森川を正面から見据える。
森川は驚きで目を大きく見開いたと思うとすぐに俺の手の中にあるケータイに手を伸ばした。
二人で頭を寄せ合い小さな液晶画面を見入る。
最後にアップされたログの日付はあの日の前日だった。
タイトルは『また、あした』だ。
カチカチとキーを押してそのページを表示する。
書き出しはあの時彼女が言い残した『世界と僕は戦っている きっと世界が勝つだろう』だった。
一行一行ゆっくりとスクロールしていく。
どうやらそれは歌詞みたいだ。