ねぇ…。【短編】

曖昧だった



聖はいつも曖昧な愛をくれた



抱きしめられた体温の冷たさに
ちいさく涙を流しても



それでも聖が好きだった








愛が伝わらなくても良かった




聖の彼女


それだけで何度でも立ち上がれた














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