スピカ



行き先なんてすぐにわかる



あなたが行こうとなんどもした場所


優太のいる場所


とめたってもう無理なんだ


あなたはそれを選ぶのだから


償えないとわかったからそうするのでしょう?




「葛菜展望台。」


だけど


私はあなたの選択を認めない




「葛菜展望台にいるはず。。。」


行かなくちゃ


寂しいって思って一人で生きてきたあなたの元へ



「じゃぁ、行くぞ。」


亮介クンが私の手を握って走り出した。



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