スピカ


「優羽ちゃんじゃなくって優羽って呼んで。」


そう言って、私はマイクスタンドの前に立った。



「今日歌う曲は私の大好きな人の歌です。きっと今も見守ってくれていると信じて・・・」




ライトがステージを照らす。


エレキの音が耳を震えさせる。




「スピカ 作詞作曲翔歌」






――――――――

きらきらひかる お空の星よ
まばたきしては みんなを見てる
きらきらひかる お空の星よ

きらきらひかる お空の星よ
みんなの歌が 届くといいな
きらきらひかる お空の星よ



――――――



きらきら星


調べたらおくがふかかったよ。



きらめく、きらめく、小さな星よ
あなたは一体何者なの?
世界の上空はるかかなた
空のダイアモンドのように
きらめく、きらめく、小さな星よ
あなたは一体何者なの?


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