Flower -光を探して-
「未央ちゃん、授業終わったよ。お昼にしよ?」

まだ彼女の寝顔を見ていたいとも思ったが、肩を軽くゆすって起こすことにした。

「ん・・・?あ・・・私、寝ちゃってた。」

まだぼんやりしている未央が、更に可愛く見えた。





「あ、そうだ!瞳・・・。」

お弁当に手をつけながら、未央が急に思い出したように話しかけてきた。

「ん、何?」

「私ね、今カフェでバイトしてるんだけど、良かったら瞳も一緒にバイトしない?」
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