エースナンバー
放課後
俺はHRが終わると共に教室を飛び出した。
回りにバレないように平然なフリをしてなるべく早く歩いたけど…
やっぱり我慢出来なくて、途中から駆け出した。
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部室に入ると、そこには酒匂兄弟、上杉、椎葉が立っていた。
「おー…今日はなんだかキラキラしてんな、お前」
上杉がニヤリと含んだ笑みを見せる。
「あーそっかぁ、今日だったもんねー。」
「最近は平和だったのにねー。またうるさくなっちゃうよ」
酒匂兄弟はクスクスと笑った。
相変わらずどっちがどっちか分からねぇ…
そして椎葉が不機嫌そうに俺を睨みつける。
「夏は?」
「あ…置いてきた。」
「言っとくけど…
お前は夏の後だからな。」
それだけ言うと、椎葉は俺の横を通り抜けていった。
――後回しね…上等だよ。
フンと笑って上着を脱ぐと、俺はいそいそと練習着に着替えた。