戦国桜話
情報収集って・・・何の事だろ・・・?
『で?どうじゃったのじゃ??』
胡蝶が佐助の右肩によじ登りながら言う
『登るなよ、胡蝶。』
『良いではないか、下からじゃ、あまり聞こえんのじゃ!』
ニコニコと微笑みながら佐助の肩に座る胡蝶は本当にかわいい
それに、佐助・・・さっきまで胡蝶の事「妖怪」って言ってたくせに・・・・・・
やっぱり本心では妖怪なんて思ってないんだ
素直じゃない奴・・・・・・
『肩が疲れんだよ』
『いいじゃないですか、いつもの事ですし』
『そうじゃ、そうじゃ!』
『・・・はぁ・・・もういい・・・それより八神・・・どうだったんだ?いい情報は聞けたか?』
二人の言葉に佐助は渋々、胡蝶を肩に乗せたまま八神くんに尋ねた
佐助の言葉に八神くんは思い出したように短く声を漏らす
『あぁ・・・この近くの村に有力な情報を持っている村長さんが居るそうなんだ』
『そうか・・・なら行くぞ』