戦国桜話
『胡蝶。耳元で叫ぶな、鼓膜が破れる』
佐助が耳を押さえて胡蝶を睨む
まぁ・・・確かに、胡蝶みたいな甲高く、しかも大きな声が耳元で聞こえたら、ああなるよね・・・・・・
『弱々しい鼓膜じゃな』
『・・・っんだと!!』
二人は今にも口喧嘩しそうな勢いだ
と、止めなくちゃ!!
『ま・・・待ってよ二人とも!!説明するから・・・・・・聞いて?』
私の言葉にみんなが静かに耳を傾ける
・・・八神くんは最初からしゃべってなかったけど・・・・・・
私は深く息を吐き、真っ直ぐと前を見据え佐助達に説明するために口を開いた