おまつりBoyと夢みるGirl

だけど、



「恭二・・・」



開いたディスプレイに表示されたのは、恭二の名前で。



一瞬で蘇る昨日の思い出に、思わず唇をきゅっと閉じた。



「はい・・・」


『おはよう、まつりちゃん』


「おはよ~・・・・」


『?ハハ・・・なんか元気ないけど・・・どーした?』



元気ないって・・・なんか・・・急に緊張しちゃって・・・昨日のこと思い出すと・・・・ダメだ・・・・。



『今日また学校迎えに行ってもいい?』


「え・・・?」



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