アキちゃんと雪だるまくんのお話
しばらくして二つの明かりがアキちゃんとハルくんを照らし出しました。
アキちゃんの両親が帰ってきたのです。
「大丈夫?ふたりとも!ごめんね」
お母さんは泣きそうになりながら駆け寄って2人を抱きしめました。
安心したアキちゃんは小さく口を開きました。
「おかえり。良かった。ありがと、ハルくん。ありがと、ユキ。・・・あれ?ユキ?」
横に目をやると、ハルくんだけがそこにいました。
「すっかり体も冷えたろう。さぁ早く家に入ろう」
お父さんに促され、アキちゃんは不思議に思いながらもお母さんに抱っこされたまま家に入りました。
ハルくんも家に送ってもらい、 疲れきっていたアキちゃんはあったかいお風呂に入れてもらった後、うなだれるようにそのまま毛布にくるまって眠りにつきました。

アキちゃんは眠りながら楽しそうに歌を口ずさんでいました。
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