ようこそ! 魔破街へ
「………は?」

オレが、父に、売られた?

「まあそんなこと、どーでも良いか。来て、学校へ案内するわ」

そう言ってオレの手を握って歩き出す。

柔らかくあたたかい手だけど…血まみれだ。

「あっあの…」

「なぁに?」

「この人のこと…警察に言った方が…」

先に進むと、男の体がバラバラになって道に転がっていた。

「ああ、後で処理班の人が処理してくれるから大丈夫よ」

「いっいや、そうじゃなくて…キミのことなんだけど」
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