団☆乱ラン



支配人武生さん。


可哀想だけど、仕方ない。


そんなことより───
大問題がある。






「「……………。」」




全面から、立ち上る
真っ黒なオーラ。



─怒ってる…すごく。



ヤバい。

このまま、帰ったら、とばっちりを喰うのはあたしたちだ。


あの、静かなリムジンの車内に三人で、一時間以上一緒にいて──


鬼と一緒なんて。



耐えられるわけないじゃん!?



鬼が、矛先をあたしたちに向けて、暴れ回るのは目に見えている。



コレは、予感じゃない。
確実に起こることだ。



…まずいなぁ…どうしょう?


なんとかしないと──。
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