月と太陽の事件簿10/争いの樹の下で
「全員って、馬場も疑われてるの?」
「自作自演も視野に入れてるってことです」
塗られていたニコチンは決して入手困難な代物ではない。
「タバコ一本あれば充分ですからね」
「だったら馬場の自演もあるかもね」
「だったらとは?」
「だってあの人、タバコ吸うもの」
由美はあっけらかんと言った。
「本当ですか?」
「本当よ。あたし何度も見たもの。さすがに校内じゃ吸わないけどね」
色々あった一か月で知り得たことだろう。
「他の3人は?」
「吸わないわね。確か椎名がお酒を飲むぐらいかな?」
エリート集団といっても品行方正な人物ばかりではないらしい。
達郎は別の質問をする事にした。
「4人の先輩方は、事件のことをどう思ってるんですか?」
「無差別殺人に巻き込まれたと言ってたわね」
「本当ですか?」
「そう思い込もうとしてるだけかもしれないけどね」
「それぞれがそれぞれに狙われたとは思ってないんですか?」
「自作自演も視野に入れてるってことです」
塗られていたニコチンは決して入手困難な代物ではない。
「タバコ一本あれば充分ですからね」
「だったら馬場の自演もあるかもね」
「だったらとは?」
「だってあの人、タバコ吸うもの」
由美はあっけらかんと言った。
「本当ですか?」
「本当よ。あたし何度も見たもの。さすがに校内じゃ吸わないけどね」
色々あった一か月で知り得たことだろう。
「他の3人は?」
「吸わないわね。確か椎名がお酒を飲むぐらいかな?」
エリート集団といっても品行方正な人物ばかりではないらしい。
達郎は別の質問をする事にした。
「4人の先輩方は、事件のことをどう思ってるんですか?」
「無差別殺人に巻き込まれたと言ってたわね」
「本当ですか?」
「そう思い込もうとしてるだけかもしれないけどね」
「それぞれがそれぞれに狙われたとは思ってないんですか?」