雪待ち恋




だけど、今日は地面が少し白くなっている。





「あ…俺、柊(しゅう)。ひいらぎって書いて、しゅう。」



「私は杷琉(はる)。」








お互い何を話すワケでもない。
ただ、雪の中で、キラキラ輝くイルミネーションを見てるだけ。






だけど、
それが心地よかった…───













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