【完】晴 時々 雨
「昨日」
ふいに谷君が切り出し
わたしの体がビクンと跳ねるのがわかった
動悸が急激に速くなる
でも次の瞬間
凍り付くように
心が静まり返った
「雨宮、泣いてたよ」
………?
いま
何て…?
サツキちゃん…?
サツちゃんキが…何…?
泣いてた?
それが
何だっていうの?
だから
何?
「ハルちゃんみたいな優しい子に
手を上げさせちゃったって
自分を責めてた」
わたしには
谷君が何を言いたいのか
全くわからない