【完】晴 時々 雨
部屋のドアを閉めると
自動的に鍵がかかった
その瞬間
谷はあたしを乱暴に抱き寄せた
「…いーの?」
谷が問い
あたしは頷くことで返事をする
「誰でも…?」
その問いは答えられなかった
代わりに背中に手を回す
あたしは卑怯だ
でも
谷はきっと
あたしを愛してはいない
やりたいだけだ
そう思いでもしないと
抱かれることなんてできない
ベッドになだれ込むようにして倒れた
一瞬ためらうように瞳を揺らした谷の下で
あたしはそっと目を閉じる
谷の唇が落とされ
それに応えた