永遠の片想い
シュンくんの背中に抱き着いた瞬間、佳祐に対してどこか後ろめたさを感じた。


「おせーよ」


ダーツのお店についた私達を見て、先に着いていたミっくんはまたもや文句をたれる。


「うわー、ミっくんまじ上目線なんですけど」

「本当だよな」


二人してそう言うと、ミっくんは憎たらしい顔でふて腐れる。


「冷たいねぇ」

「冗談だって、ごめんね」

「悪いと思うならおごれ」

「はぁ?ふざけんなし」


そんな事を言い合いながら、私達はお店の中に入る。

ダーツをやり始めてしばらくすると、突然ミっくんが口を開いた。


「お前、ヘタすぎんだけど」


私の腕前には、さすがのシュンくんも苦笑い。
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