永遠の片想い
「明日も学校だし、そろそろ帰ろっか」


少し話した後、私達は立ち上がる。


「絵里…あのさ」

「何?」


佳祐は俯いたまま、何も話さない。


「佳祐?」

「いや、やっぱ何でもない」


ねぇ、佳祐。

あの日言いかけた言葉は、何だったの?


帰り道、伸びる影に切なくなる。

こんなに傍に居るのに、触れる事が出来ない。

そんな事を寂しいと感じた私は、やっぱり佳祐を好きなんだろうか。

もう、何もわからなくて。

私は振り返り、佳祐の後ろ姿に何度も何度も、問い掛けた。


あなたが見つめる先に居るのは、誰?


伝えたくても、伝えられない。

そんな、もどかしい想い。
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