永遠の片想い
だけど、呼び止める言葉さえも見つけられず。

結局私は、佳祐に背を向ける事しか出来ない。


今、どこに住んでるの?

あの日言いかけた事は、何だったの?

次はいつ逢えるの?



ねぇ、佳祐。

やっぱり、聞きたい事ばっかりだよ。



振り返ろうとしたその瞬間。

突然抱き寄せられた腕の中で、私は永遠を知った気がした。



「もう、離れたくねぇんだけど」



耳に響く優しい声に、言葉より先に込み上げる想い。


夢みたいで。

こんな幸せな夢なら、醒めなくてもいいとさえ思うんだ。


「おい、何か言えよ」


ハっと笑う佳祐に、零れ落ちる涙。
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