僕の姫に誓います。

そんな喝を入れて玄関まで下りていくと、お母さんは見たことない男の人と話してる。


「あ、これが娘の水希ですー、あんた挨拶しなさい」


「どうも、山代水希です。よろしくお願いします」

黒ぶちの眼鏡をかけていて髪は真っ黒。
いかにもインテリっぽい雰囲気を醸し出してるこの人がわたしの家庭教師か。
なんかふざけた話とかできなそうだなー。


「浜宮悠希です。こちらこそよろしく。一緒に頑張って行こうね」


最後に整った笑顔で笑った。


(あー以外に顔はモテそうな顔してるなー)



「じゃ早速わからない問題があるみたいだから、始めようか?」
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