うちの兄弟★
《 ★第三話★ 》
翌朝。
やはり目は真っ赤になっていた。
「はぁ~。これじゃあ皆に心配されちゃう・・・」
私はおずおず登校した。
「お前・・・。もしかして、泣いた・・・??」
朝、勇作が気まずそうに私に問い掛けてきた。
「う・・・。
っていうか、やっぱり勇作の言った通りだった・・・」
「えっ・・・??」
分かってないんなら、別にいいんだよ??
でもありがとね。勇作なりに気、使ってくれて。
私は勇作にペコっと頭を下げ、席についた。
「・・・裕樹?!ちょっ・・・あんたどしたの?!その目~」
案の定アキちゃんは駆け寄ってきた。
「昨日泣きすぎた・・・」
「あ~・・・。失恋ねっ」
フッと大人な表情をするアキちゃん。
「・・・うっ」
「良いのよっ、みなまで言わなくてっ・・・。
丁度よかったわっ!!!」
「??なっ、なにが?!」
「ふっふっふ~。
実は今日ね~、合コンすんのよっ!!」