うちの兄弟★
私はお母さんに続いて長い長い廊下をあるいた。どうもお母さんはもうこの家に慣れている様子だったが、もうそんなに長い事お付き合いしていたんだろうか。
そうだとしたら、私、邪魔だったのかな・・・。
私は後ろからお母さんの背中を見つめた。
「はい、晴彦さんっ。連れて来たわよ~。」
廊下を右に曲ると、大きなリビングに出た。
ん??ちょっと待って・・・。
晴彦さんの隣りに男の方が二人・・・??
「紹介が遅れて悪かったね~。こっち、僕の息子の雅人君、17歳と、勇作君、15歳で~す」
・・・。はい?!
ちょっと待って?!
息子??聞いてないよ?!
どういうこと??
私どうなっちゃうの?!