ガンバレ ヒカル!!
思いもよらなかった出来事。
そっと唇が離れた。
「本当の事言えよ」
またギュッと抱きしめられた。
今なら言えそうな気がする。
「本当は…行かないでほしい…です。 怒られてもいいから、一緒に仕事がしたい……。好きです…廉さん…」
心の奥に閉まっていた廉さんへの気持ち。
言っちゃいけないって思っていたのに……。
「真山、よく聞けよ?真山には店長や中山やみんながいるんだ。あんないい店長、なかなかいないぞ?中山だって、お前の本当の姉ちゃんみたいにいい奴だ。
お前もいつまでも俺の元にいても成長しない。自立しなきゃいけないんだ。お前も俺もな」
込み上げてくる涙を抑えきれずに、アタシの頬に涙が零れた。
「廉さんに…まだまだ教えてもらいたい事、いっぱいあるんです…。だから…今いる間に教えてくださいね…?」
「あぁ。お前がいつか一人前になって立派になったら迎えに行く。それまでしっかりやっていけるか?」
「……はい」
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