ガンバレ ヒカル!!
ベッドから起き上がってボケッとしていると、玄関のドアが開いた。
「起きたか?これ食うか?」
どうやらコンビニへ行っていたようだ。
袋の中にはゼリーやヨーグルトが入ってた。
「ありがとうございます。あの…昨日はすいませんでした」
「本当、お前は世話が焼けるよ。でも、俺も悪かったかな」
「廉さん?」
「俺が飲ませたようなもんだし、俺にも責任はある。ほら、食え」
カップのフタを開けてくれた。
「廉さん」
「なんだ」
「廉さん怖いけど、やっぱり優しい」
「うるせぇ。でも怖いは余計だ」
2人で顔を合わせて笑い合った。
なんて不思議で爽やかな朝なんだろう。
でもこの時アタシの気持ちははっきりとした。
アタシは廉さんが好き。
いつもアタシの支えになってくれてる廉さんが好き。
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