swallotail-アゲハ-【完】
「夏姉~~~。この日が来ちゃったんだねぇ・・・。寂しいよ~~」
「バカだなぁ。消えて居なくなるわけじゃないのに」
「それぐらい寂しいんだって!!」
引退する先輩達が1人1人私達に挨拶していく。
話が終わって、私は男も女も関係なく1人1人にお礼をして抱擁した。
「ムサシ。マジありがとね。学校でもチームでも結構アンタに助けられたね。本当に感謝してるよ。たまにはココに顔出せよ。いつでも待ってっからな!」
「ありがと。吹雪ちゃん。俺も楽しかったわ~。最高の青春送れた。2代目頑張れよ。応援しってからな!」
お互い背中をポンポン叩いて離れた。
「夏姉~~。マジ感謝してるよ。いつも守ってくれてありがとね。何も返せなくてごめんね。これから先もうちらは姉妹だからね」
「うん。ありがと。吹雪といろんな事たくさんやって。笑って。怒って。泣いて。結構忙しかったけどスゲー楽しかった。2代目、お前にやるけど。あんま無茶すんじゃないよ」
夏姉とキツク抱擁して離れた。
夏姉の隣に居る人に両腕を出されたので違和感無く私も抱擁する。
ン??
抱きつかれたまま目線を上にずらすと・・・
「何やってんだよ!!お前は」
「え?いいじゃん。ついで!!」
「ふざけんな!!」
私は抱擁してる相手が春人だと分かり突き飛ばしてやりましたw
「よし。引退式は終わりだ!!吹雪。裏に来な!!」
「おっす!!」
私は夏姉に呼ばれ溜まり場の奥へ行く・・・