明日は
「こんなことして、良心が痛まないの?」

「リョウシン? ウチの両親は人殺ししないぞ」

「バカね。そっちの両親じゃなくて、心のことを言っているの!」

「言っていることがわからないな。心? オカマのくせに、キモイんだよ!」

 墨丘は顔を真っ赤にしていた。

「静かに」

 大佐古教諭が教壇の前にいた。

「先生、真猿くんたちヒドイんです」

 と、墨丘は大佐古教諭に助けを求めた。

「どうした?」

「子吉沢くんを中傷しているんです」

「真猿、本当か?」

「違います」

 真猿は悪びれず否定した。

「子吉沢、中傷されたのか?」

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