制服のニオイは恋の予感
第7章

三学期

「いってきまぁす」


私は元気良く、玄関のドアを開けた


門のトコで大貴を待つ


大貴は思ったよりも早く来た


「オッス…」


「お、おはよ…う」


大貴は私の髪を書き上げた


「な、何?」


「ネックレスしてるか見ただけ」


「してるよ〜リングは置いて来たけど」


幼なじみが特別な存在になるなんて、なんかくすぐったい


共学だから一緒に通学なんてすると、付き合ってますってアピールしてるようなもので、皆に見られるのに慣れていない私はゆっくり歩いた





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