制服のニオイは恋の予感
私は瞬きを数回して目を見開いた


「はるってわかりやす〜い」


「え?あっ…え?」


「フフ…私さ〜藤澤君に告った時に聞いてたから!ずっと遥が好きなんだって…でも当の遥は気付かないってふさぎこんでたもん」


「真琳…ごめ…」


最後まで言い終わる前に、真琳に遮られてしまった


「謝らないの!はるが悪いんじゃないんだからね?人を好きになるのに、良いも悪いもないでしょ!私ならもう次みっけたし〜」


「真琳…」


「私のことは置いといて…やっと藤澤君の気持ちに気付いたってワケね〜はる、鈍すぎ!」


「だって…」


本当、私って鈍いよね


自分でもイヤになっちゃうよ





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