制服のニオイは恋の予感
私はチラッと二人に目をやった


二人で何かを話して笑っている


「あそこ…何話してんだろうね」


「話を逸らさない!さぁ白状しなさい!好きな人って?」


真琳は腕組みをして私の口から出るであろう大貴の名前を待っていた


「言わなきゃダメ?」


「え〜?親友に言わないつもり?」


「そんなつもりじゃないけど…」


私が戸惑っていると、真琳は意外な言葉を発した


「藤澤君でしょ?」


「え?」





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