制服のニオイは恋の予感
私はドキッとした


誰のことを言ってんの?


まさか、私じゃないよね?


心臓の鼓動が早まる


話の続きが気になって仕方ない


でも、私は最後まで図書室にいることが出来なかった


「センパイ!私、センパイのこと、ずっと好きでした。センパイに好きな人がいても構いません…私…」


後輩が大貴に告白をし始めた


私は出て行こうと思ったが、大貴の言葉に足止めされた気がして、立てなかった


「ありがと…俺、そいつだけしか見てなくて、他の女の子は遊びなんだけど…」




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