制服のニオイは恋の予感
何をしてるのかわからないけど、大貴の側にこれ以上いることが出来なかった


私は後ろを見ずに図書室を出た


涙が頬を伝う


そのまま屋上へ出て、落ち着くまで空を見ていた


あの二人がどうなったのかは知らない


私はそのまま下駄箱へ行き、学校を出て通学路を歩いた


後ろから足音がする


振り向かずにその音を聞いていた


足音はだんだん近くなる


変な人だったら大声を出すつもりだったので、顔にも気合いを入れた






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