制服のニオイは恋の予感
私は勢い良く振り向く


え?…


後ろにいたのは大貴


変な人ではなかったけれど、大貴への怒りは頂点に達していた


「大貴…アンタ、何やってんのよ!あんなとこで…みっともない…」


「あんなん普通だよ」


「バカじゃないの?」


私達はお互い、文句を言いながら家までの道を歩いていた


「お前もヤりたくなったか?」


大貴はそう言って私の肩を抱いた


「やめてよ!他の女の子触った手で、私に触らないで」





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