制服のニオイは恋の予感
第2章

グループ

───────……

教室に入ると、若村君がいた


「おはよう、若村君」


「ああ、おはよう」


挨拶もスムーズ


私の目には若村君しか写らなかった


「おはよう、はる〜」


「あ、おはよう」


真琳がニコニコして近付いてくる


「どした?機嫌イイね」


「うん!今朝、下駄箱で声、かけちゃった〜」


「誰に?」


私は真琳の嬉しそうな顔を見て席についた


「藤澤君に決まってんじゃん!」





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