制服のニオイは恋の予感
高1の秋


学校の帰り道


私は大貴が女の子と一緒に家に入るのを目撃してしまった


大貴の部屋…


私しか入ってなかったのに


大貴はもう、何人の女の子を部屋に入れたんだろう


そう思うと切なさが込み上げてくる


やっぱり私達はダメなんだ


その時、叶わなかった恋なのに、不思議と気持ちは沈まず、大貴のことは、ただの同級生だと割り切った私がいた





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