遅い初恋
「ハァ~、今年もです。お店とかいっぱいあってそれは嬉しいけど…美理ちんと離れるのは嫌だぁ~!!!!!!」

「海砂~ウチもだよぉ~」

泣きまねをしながら海砂と美理は騒いでいた。

「マネージャー遅いぞ!」
目の前に立っているのは野球部のキャプテン。
呆れた顔で二人を見ていた。


「ごめん!林くん!」

海砂は両手を顔の前で合わせて謝った。

「別にいつもの事だからいいけど。手伝って欲しい事があるから来てくれない?」


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