世の中にはモノがたくさんいる
「うっ! 何か悪寒が!」

「マカじゃないのか? あの人、勘がスゴク働くから」

「かもな…。ヤベ、ウワサしてたのバレたか?」

「後ですぐに謝れ。それより店がこの辺りなんだが…」

2人がキョロキョロと辺りを見回した時、ハズミが足を何かに引っ掛けた。

「おわっ!」

「大丈夫か?」

マミヤはすぐに気付き、ハズミの方を見た。

「ったた…。ああ、何とかな」

すぐに体勢を直したハズミは、つまずいたモノを見た。

「―ゴメンなさいね」

ハズミが足を引っ掛けたのは、女の子の足だった。

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