世の中にはモノがたくさんいる
「最初はコーヒー屋か。ソウマさんはコーヒー党だったか?」

「コーヒーはヒミカとルカ、それにキシが飲むんだよ」

「ああ、なるほど。…って最近、小物屋から喫茶店に変わっているな」

「マカが何か事件起こった時、あそこで会議するからな。すっかりお茶飲み場になっちゃって」

「ソウマさんも止めないから…」

「止められないって。相手、マカだよ?」

ハズミが笑い飛ばした時、

「ぶわっくしょんっ! はっくしょいっ!」

「きゃあ! マカ、あなた女の子なのになんてクシャミをするのよぉ!」

「大丈夫ですか?」

ルナとアオイと一緒にいたマカは、大きなクシャミを2連発した。

「この悪寒は…ハズミだな。後で問いただしてやる」

「…どうやったら悪寒でウワサの張本人が分かるのよ?」

「何となくだ」

呆れ顔で質問してきたルナに、マカは大真面目に返答した。
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