初想〜はつこい〜
観覧車から出て来た2人をみて待っていたのは不機嫌そうな4人の男の顔だった。
「もぉ!!なんで2人とも逃げるのさぁ!!!」
希空が頬を膨らませながら詩音に詰めよった
「ご…ごめんね。」
詩音はしゅんとうなだれる
「………すっきりした顔をしているな。」
ぽつりと敬浩が呟く
「へぇ!?そ…そんな事ないよ…」
あきらかに動揺する詩音をしりめに
「で…?なにがあったわけ??」
にやにやしながら翔が晴の片に手を回した
「るっせっ!!関係ねぇだろ」
フイッ と晴が顔をそらす
「もしかして…俺の詩音に手を……??」
信じられない という目で見る愁
「だぁーうるせーー!!!!」
晴が珍しく絶叫した