はじまり
神社でそう願った次の日

「はぁ…結局神なんていないのか」

憂鬱そうな顔をした
彼女の名は真理奈
中学三年
受験勉強で身心ともに疲れていた

真理奈はたいぎそうに一階に降りていった

「今日のご飯は?」

(っていつも一緒か)

そう思いイスに座った
しかしそこにはいつもあるはずのご飯がない

「お母さん。ご飯は?」

真理奈は母親に聞いた
すると母親は真顔で
悪びれもせずに
「そんなの作ろうが、作るまいが私の自由でしょ」

そう言い残し
どこかへ行ってしまった

真理奈は頭が真っ白になった

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