ドキドキ逆ハーレム?! ~その後の二人~
「いえ、お礼を言うのはあたしの方です!!」


『クスクス―』


え?


顔を上げると、メイドさんはお腹を抱えて笑っていた。


な、なんか今日笑われてばっかりなんだけど…;


『す、すみません;お嬢様みたいな方が彗様のご婚約相手で本当によかったです。』



「え?」


『もっとキツイ方だったらどうしようかと思いました。』


と、ニコッと笑って。

あたしもつられてニコッと笑う。


『じゃぁ戻りましょうか?』


「はい!」



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